今日は、横浜中華街の路地裏にあるちまき屋の「チマキ(肉粽)」を紹介します。
チマキの味は間違いなく美味しいですが、購入時にはおさえておくべき注意点がいくつかあります。
目次
ちまき屋とは?
横浜中華街の路地裏にひっそりと店を構える「ちまき屋」。
隠れ家のような立地と裏腹、手掛けるチマキの味が評判を呼び、毎朝オープン前から行列ができる大人気店です。
始まりは、台湾出身の現店主の母が、日本人との結婚を機に中華街にオープンした「真澄」。
銘店並ぶ中華街でさまざまな味を模索する中でたどり着いたのが、チマキだったそうです。
その味を引き継いだちまき屋では、チマキだけでなく「これはウマイっ!」と厳選した台湾本場の味を通販で販売。
ただ、チマキ以外の販売は、2023年現在休止中です。
また、近くによく似た店舗がありますが、ちまき屋に支店はなく委託販売もしていません。
通販についてもこちらの公式サイトのみからの受付で、店頭受取か配送のどちらかを選べます。
大手通販サイトなどでは購入できない、本場台湾仕込みの美味しさを届けてくれる銘店こそが「ちまき屋」です。
購入時の注意点
ちまき屋には、看板商品「チマキ(肉粽)」目当てにオープン前から日々行列ができています。
そして、この行列に早めに参加しないとチマキを買うことはできません。
さらに、購入までの道のりにもなかなかにクセがあります。
購入前に知っておきたいちまき屋の特徴を以下にまとめました。
10時45分までには並ぶ必要がある
店のオープンは11時ですが、10時45分には来店しておく必要があります。
と言いつつ私自身は10時50分に到着した結果、可能性はあるけど買えるかわからないというボジションで行列に加わる羽目に。
その日は買えるかわからないポジションには4人だけ並ばせてもらえ、結局最後のひとりまで無事購入できました。
ちょっと迷いましたが、せっかくだしと並んでみて良かったです。
一方で、その後に来た人は11時前であっても行列に加わることすら許されていませんでした。
ただ、人が訪れるたびに店主の方が現れて、ひとりひとりにその旨を説明されていたので混乱はなかったです。
整理券を頑なに発行しないのがちょっと不思議ですが、確実に食べたいなら10時半、遅くとも45分までの来店を心がけましょう。
並び方に注意
販売開始まで並ぶことになるのは、本当に小さな路地裏です。
そしてここ、私道とのことなので、並び方をかなり注意されます。
少しでもキョロキョロしたり動く人が現れると、どこかで見ていたのかと思うほどタイムリーに声がけがあります。
お店に迷惑をかけないためにも、店がある側の壁に背中を向けて、おとなしく販売開始を待ちましょう。
11時から購入できるわけではない
11時のオープンとともに、販売開始かと思ったら違いました。
店頭で店主の方が商品の歴史や味の特徴、できれば通販で買ってねなど、さまざまな話を演説のような雰囲気で繰り広げます。
行列の後ろの方ゆえ、店主の声がかすかにしか届かないもどかしさはありましたが、どこまでも淡々としていて面白かったです。
時間としては15分ちょっと、途切れることなく色々な話をしていました。
この販売方法のクセ強感にネガティブなコメントも多くビビっていましたが、基本店主の方の対応は丁寧すぎるレベルです。
不思議なほど笑顔はなく奇妙な気持ちにはなりますが、ほかではできない経験に、個人的には強い魅力を感じました。
ただ、購入には結構時間がかかるので、気持ちと時間に余裕をもった来店が必要です。
店頭で購入できるのはチマキだけ
以前は冷凍版やちまき以外の店頭販売もありましたが、現在は休止されています。
基本的に店頭での販売はごく少数の味見用のチマキのみ、気に入ったら通販で購入してほしいと繰り返し強調していました。
通販が5ヶ月待ちという、自分たち自身も異様と思う状況を打破したいがための方針だそうです。
要は、店頭に買いに来る人を歓迎している雰囲気ではあまりありません。
なお、今回は列の後ろの方だったので数えてみましたが、その日はほぼ全員が1人1個購入して20個弱で販売終了となっていました。
支払いに使えるのは現金のみ
購入時に使えるのは、現金のみとなっています。
クレジットカードもキャッシュレス決済も一切使えません。
ちなみに、2023年現在のチマキひとつの店頭での販売価格は税込み700円。
スマートな支払いを済ますためにも、念のため、細かめの現金を事前に用意しておくのがおすすめです。
買ってそく食べなきゃダメ
2023年現在店頭で買えるのは、出来立て熱々のチマキのみとなっています。
持ち帰り厳禁で、買ったチマキはそく食べなければなりません。
これは、持ち帰るとモチモチの食感が台無しになってしまうからだそうです。
近くの山下町公園にベンチがあるので、食べる場所に困ることはありません。
ただ、200gほどあるチマキはひとつでも結構なボリュームなので、そのほかの食事や買い食いの予定がある人は注意が必要です。
また、手拭きはしっかり添えてもらえますがお箸などはありません。
気になる人はお箸などなどを持参して来店するのがおすすめです。
食べた商品
今回食べたのは、ちまき屋の看板商品であり現在唯一購入できる「チマキ(肉粽)」です。
しょうゆで味付けしたもち米に、豚の角煮や椎茸、干しエビ、ピーナッツなどがたっぷり入ったボリューム満点な台湾の家庭料理です。
店頭はもちろん通販でも大人気なちまき屋のチマキは、公式HPから注文した場合現在5ヶ月待ちとなっています。
素朴な料理だからこそ、丁寧に作ることに尽力している結果だそうです。
店主自らの「特別美味しいわけではない」と語る言葉と裏腹、その味は多くの人の心を掴み大人気店として確な地位を築いています。
商品詳細
商品名
チマキ(肉粽)
公式HP:http://chimaki-ya.com/chimaki.html
値段
店頭:税込み700円/予約:税込み630円
原材料名
もち米、豚肉、椎茸、干し海老、ピーナッツ、赤葱、長ネギ、塩、砂糖、醤油、サラダ油、料理酒、八角、ニンニク、笹の葉、アミノ酸
内容量
1個(レギュラー約220g)
賞味期限
店頭:当日中/予約:約1ヶ月(予約品については要冷凍)
製造者
ちまき屋
感想
茹でて作るというチマキ(肉粽)は、目の前で布巾で水分をしっかり取り除いた状態でビニルに入れて渡されました。
熱々というほどではありませんが、今すぐ食べたくなるホカホカ感が持つ手にしっかり伝わってきます。
早速近くの山下公園に移動して、ベンチに座っていただきます。
200g超えという言葉通り、ずっしりとした重みのチマキは、なかなかに大きいです。
笹の葉の中には、ギュッともち米が詰まっています。
また、もち米の中にはゴロゴロの大きい具材がたっぷり入っています。
ちなみに、張り切ってカトラリー持参で割ったので、以下の写真は食べかけのものではありません。
その手の写真が苦手な人も安心して御覧ください。
中には、大きな豚肉の塊や椎茸、ピーナッツなどなどが本当にたっぷり入っています。
もっちもちの餅米とたっぷりの具材があいまった味は、ものすごく美味しい!
これは行列必須の人気っぷりが、納得の美味しさです。
もともとチマキが好きなこともあり、個人的にはどはまりしました。
ちなみに、購入時味は薄めと説明されましたが、むしろしっかりとした味付けだと感じました。
私自身は基本濃い味好きですが、十分すぎるほど。
家で食べるときには醤油を足すのがおすすめとのことだったので、気になる人は小さな醤油を持参しておくと楽しいかもしれません。
いずれにしてもすごく美味しく、ほかにはないあの雰囲気での接客は一度体験してみる価値ありと自信をもって言えます!
ただ、リピートしに買いに行くのは気が引けるので、一度その体験をしっかり楽しんだ私自身は、次回は予約購入しようと思います。
店舗詳細
- 店名:ちまき屋
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町186
- 最寄り駅:みなとみらい線元町・中華街駅1番出口出て徒歩3分
- 電話番号:050-6874-7878
- E-mail:mail@chimaki-ya.com
- 営業時間:11:00~18:00
- 定休日:月曜日
- 公式サイト:http://chimaki-ya.com/
まとめ
個人的評価:★★★★★
横浜中華街の裏路地に佇む「ちまき屋」の店頭購入は、オープン11時前、遅くとも10時45分には並ばないと買えません。
さらに、11時から15分ほど店主の方の説明を受けることになるので、買えるまで少し時間がかかります。
しかも、店頭で買えるのは買ってそく食べる必要がある出来立て熱々のチマキ(肉粽)だけです。
もっちもちの餅米とたっぷりの具材が織りなす味わいは間違いなく美味しいものの、かなりボリュームがあります。
独特な接客を含めた非日常の体験は観光にぴったりですが、時間とお腹に余裕をもった来店が必要です。
また、個人的には独特な世界観を楽しめる店頭購入がおすすめですが、店としては通販の利用を推奨しているようです。
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