食べ物から日用品まで、さまざまなアイテムが激安で販売されている庶民の味方「業務スーパー」。
ただ、そんな業務スーパーにも値上がりの波が押し寄せています。
そこでここでは、業務スーパーで気になったアイテム11個の、2024年3月現在の販売価格と最近の価格動向を紹介します。
目次
業務スーパーとは?
「毎日がお買得」がコンセプトの、神戸物産運営の「業務スーパー」。
特徴は、スケールメリットや製販一体体制を生かし、プロ品質の商品をリーズナブルな価格で提供し続けているところにあります。
開けたその店舗は、業務用として近隣の店舗だけでなく、多くの消費者の日々の生活も支えています。
我が家も随分お世話になっているファンです。
2024年4月価格調査結果
業務スーパーで販売されている11アイテムの2024年4月現在の価格や、最近の価格動向を以下にまとめました。
ただ、店舗やタイミングによって、取り扱い商品・価格とも変動する可能性がある点にはご注意ください。
2024年4月度については、3月に引き続き”総力祭”を開催中です!
[出典]業務スーパー公式HP
広告品以外にも店頭にはお得商品がたくさんありました。
お得好きの人は、いつも以上に今月は要チェックです!
ピザ用チーズ
業務スーパーで販売されているさまざまなチーズの中でもお得感抜群なのが、「ナチュラルチーズ 1kg」です。
製造者:デイリー・プロダクツ・ソリューション株式会社・製造所:神奈川県横浜市という、国産のいわゆる”ピザ用チーズ”です。
ただこれ、2022年春頃から、激しく価格が上下しています。
2022年6月頃までは税抜き678円でしたが、現在の販売価格は税抜き1,100円と過去最高値!
一方で、以前税抜き1,100円になった2ヶ月後に、税抜き980円に値下がったことがあります。
今が買い時とは思いたくないと私自身買うタイミングをうかがっていたのですが、実は税抜き1,100円がすでに1年以上続いています。
残念ながらこれ以上下がる見込みは、限りなく低いのかもしれません。
また、その隣では400gのお手軽サイズのブレンドチーズ税抜き480円で販売されているのが恒例です。
ただ、2024年3月については、2024年12月以来3か月ぶりに税抜き458円のセール価格で販売されていたので、今月のお得感は低めです。
とはいえ、最近の定番価格税抜き480円でも1kg換算で税抜き1,200円と、「ナチュラルチーズ 1kg」の税抜き1,100円と大差ありません。
チーズの使用量が多くない人にはこちらのブレンドチーズがおすすめですが、今月の購入はお得感低めな点にはご注意ください。
さらに、2023年8月以降、一部植物油脂をブレンドしたタイプの「とろけるチーズブレンド 1kg」をよく見かけます。
通常価格税抜き998円と「ナチュラルチーズ 1kg」税抜き1,100円とそこまでの差はないものの、少々安く済みます。
完全なるチーズではない分少しカロリーも低めなので、コスパ&ヘルシーさを求める人にはブレンドタイプがおすすめです。
なお、こちらも2023年10月は税抜き988円の特売価格で買えたものの、以降は通常価格での販売が続いています。
》ピザ用チーズの最安値調査結果はこちらから。
スライスチーズ
業務スーパーで販売されているコスパ抜群のスライスチーズといえば、ムラカワが手掛けるジャコヴィア(JUCOVIA)です。
ラインナップは、以下の業務用スライスチーズ4種類。
- チェダースライスチーズ(20枚・300g)
- スライスチーズ(15g×15枚)
- とろけるスライスチーズ(15g×15枚)
- モッツァレラスライスチーズ(12枚・180g)
最近は、チェダーチーズ税抜き418円・そのほかのスライスチーズは税抜き278円で販売されています。
毎月どれか1つか2つ安くなるのが定番でしたが、1月&2月は値下がり対象はゼロ。
一方で、総力祭開催中の今月は、シンプルなスライスチーズもとろけるスライスチーズも税抜き268円と、定番価格より10円お得です。
先月はチェダーチーズが税抜き408円・モッツァレラチーズが税抜き268円と10円安かったので、選手交代といった感じです。
意外とスライスチーズは日持ちするので、スライスチーズやとろけるスライスチーズユーザーは今月まとめ買いしておきましょう。
ちなみに、2023年9月についてはスライスチーズととろけるスライスチーズがセール対象で、税抜き268円に。
10月は、チェダーチーズ税抜き408円・モッツァレラスライスチーズ税抜き268円と、10円ずつ値下がっていました。
11月は値下がりゼロで、12月はモッツァレラチーズのみ税抜き268円。
が、1月&2月は値下がりゼロと、セール対象となる頻度もやや落ちているので今月は狙いめです。
ただ、2022年の秋頃までは、ジャコヴィアシリーズのチーズはチェダー税抜き286円、そのほかは税抜き228円で購入できました。
この価格を踏まえると、最近のスライスチーズはかなり高く見えるものの、この先値下がる見込みないのが悲しいところです。
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バター
業務スーパーではさまざまなメーカー・サイズのバターが販売されています。
そして、その中でもお得感抜群なのが、「ミルクを食べる香り立つ乳菌バター 450g」です。
製造者マリンフードの有塩タイプのバターは、2023年8月まで税抜き798円でしたが、9月に税抜き925円に値上がりました。
2024年4月現在までこの価格はキープされてはいるものの、この先いつ値上がってもおかしくないのが悲しいところです。
また、無塩タイプについては森永乳業の「無塩バター 450g」が有塩タイプより少し安い税抜き780円で買えましたが、最近は店頭で見かけず。
2023年4月以降、店頭で確認できている無塩バター最安値は、「グラスフェッドボンドバター 無塩(NZ産) 454g」税抜き998円です。
2023年3月までの定番価格は税抜き980円だったので、少々とはいえこちらも値上がりを最近遂げました。
まだまだ値上がり続きの世の中です。
》バターの最安値調査結果はこちらから。
パスタ
お得な麺類が数多く販売されている業務スーパー。
そんな中、店内の一角を牛耳っていることが多いのが、「DONNA CHIARA」のスパゲッティとマカロニの数々です。
イタリア産・神戸物産の輸入品で、容量500gの太さや形違いのパスタが並びます。
太さ1.4mmと1.6mmは大抵ありますが、1.9mmや1.2mmはたまにしか見かけないレア品です。
そんな業務スーパー定番の「DONNA CHIARA」のスパゲッティの販売価格は、半年ほど税抜き128円が続いていました。
そんな中、2023年2月中旬に税抜き118円に変更されているのを発見!
可能な限り価格を下げてくれているのがヒシヒシと伝わり、思わず感動です。
が、1年近くキープしていたその価格が、2024年3月に残念ながら税抜き128円に戻ってしまいました。
値上げの波が最近また押し寄せているようで、悲しい限りです。
また、最近と言えるかは微妙ですが2023年9&10月には1.4mm・1.6mmのスパゲッティが久々の2桁、税抜き99円のセール価格で販売されたことがあります。
少し前までは税抜き87円で買えることが多かったのことを思うとまだ少々高い感は否めませんが、最近の定番価格に対して約23%引き!
9&10月のお得感を踏まえると、在庫がお家にある限り今月業務スーパーでスパゲッティを買うのはあまりおすすめできません。
さらに最近は、「Pasta REGGIA」のスパゲッティが並んでいることも増えています。
定番「DONNA CHIARA」と同じ税抜き118円で、原産国イタリア・輸入者神戸物産も同じです。
とはいえ、多少の違いはあると思われるので、食べ比べしてみるのも楽しいかもしれません。
スパゲッティの隣で売られていることが多いマカロニについては、長らく税抜き138円をキープしています。
2022年春頃までは税抜き97円で買えたことを踏まえると、4割ほどの値上がりです。
十分お得感はありますが、前の値段を知っているとちょっと悲しくもあります。
チルド麺
多くの業務スーパーで、6種類のチルド麺が販売されています。
うち以下5つ、
- 1食うどん
- 1食稲庭風うどん
- 1食きしめん
- 1食蕎麦
- 1食焼きそば
の現在の販売価格は、税抜き25円です。
十分お得感はありますが、2022年夏頃までは税抜き20円で販売。
その後2022年夏頃に値上がり税抜き23円となり、その約1年後2023年夏にとうとうさらに2円値上がりました。
ちなみに、蕎麦についてはなぜか2023年春頃に一足先に税抜き25円になっていました。
この細かい価格調整からも、業務スーパーがぎりぎりまで価格を下げようとしてくれていることを勝手に実感。
だからこそ、2円とは言えこの値上がりは、価格上昇の傾向が止まっていないことを痛感させられてしまう変化だったり。
一方で、1食生ラーメンは2022年には値上がりをまぬがれ、長らく税抜き30円で販売されていました。
ただ、2023年夏以降は税抜き32円に値上がりを遂げています。
世の値上がり傾向は、まだまだ止まる気配がありません。
》チルドうどん最安値調査結果はこちらから。
コンソメ顆粒
定番の味の素の「コンソメ顆粒 50g」も、業務スーパーで販売されています。
しかも、ほかのスーパーに比べて販売価格は常に安め。
さすが業務スーパーと重宝していたのですが、ジリジリと値上がり最近は長らく税抜き110円での販売が続いています。
が、2024年3月については、2023年3&4月や12月に引き続きセール価格税抜き98円で販売されています。
賞味期限も長いので、セールである今月まとめ買いした方がお得ですが、こちらは4月も引き続きお安くなるようです。
ただ、以前は通常の販売価格が税抜き95円だったことを思うと、セール価格でも実はあまり安いとは感じられなったり。
とはいえ、味の素自体が2022年10月などにコンソメ の値上げしているので致し方ないですね。
また、味の素のコンソメの隣で、中国産・神戸物産輸入者の「コンソメ(顆粒) 1kg」が税抜き948円で販売されていることが多いです。
味の素のコンソメ顆粒と水に対する使用量はほぼ同じで、グラム換算の価格は4割強という破格さが光る逸品です。
ただこちらも、2023年度末までは税抜き898円で販売されていたので、最近6%ほど値上がってしまいました。
2023年10月については同じ中国産・神戸物産輸入者の容量小さめの300gタイプが税抜き298円と、通常の328円より30円もお得に買えました。
が、こちらもその後値上がりを遂げ、現在の販売価格は税抜き348円です。
とはいえ、味の素のコンソメの半額強。
コンソメの使用頻度によっては、300gタイプを選ぶのがおすすめです。
さらに、池田糖化工業の「コンソメ 300g」という選択肢もあります。
こちらの池田糖化工業のコンソメも2024年3&4月度はセール対象で、税抜き345円で買えます。
ただ、ちょっと前まで池田糖化工業のコンソメ 300gの定番販売価格は税抜き338円でした。
2023年12月度に税抜き358円に値上がった背景を知っていると、ちょっとパンチのないセールという印象は否めなかったり。
とはいえ、国産の池田糖化工業のコンソメは、グラム換算の価格は未だ味の素の半額強で使用量もほぼ同じ!
お得が好きな人には、今月は特におすすめできる選択肢です。
きび砂糖
業務スーパーでよく販売されているきび砂糖は、ベビー印の「きび和糖 1kg」です。
鹿児島や沖縄など、国産100%のサトウキビで作られた安心感抜群の国産きび砂糖です。
こちらは、2021年以降長らく税抜き378円がキープされていたのですが、とうとう値上ってしまいました。
2023年5月以降の定番の販売価格は税抜き418円と、1割の値上がりではあるものの正直印象は結構違います。
2024年3月度についてはセール対象で税抜き408円と通常より10円でお得でしたが、今月は通常価格に戻っています。
ただ、2023年12月もセール対象で、その際には税抜き398円で買えました。
さらにさかのぼると、2023年4月には”1000店舗達成セール”対象で税抜き358円で買えたので、やはり高くなった印象は否めず。
とはいえ、世の中の動向を踏まえると、今後も値上がる方向にしか進まない可能性が高いです。
砂糖には賞味期限がないので、どこかでエイッとまとめ買いした方が賢いかもしれません。
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氷砂糖
多くの業務スーパーで販売されているのは、ばら印の「梅酒用クリスタル氷砂糖 1kg」です。
そして、その販売価格は2022年春頃に、税抜き298円が318円に値上げされました。
値上げ率7%ほどと控えめではあるものの、飴代わりによく食べる身としてはちょっとショック。
さらに、その後1年近くキープされていた税抜き318円でしたが、2023年3月に再び値上がりとうとう税抜き338円に!
なお、2023年6月以降は、これまで見たことがなかった「三光印 ロック氷砂糖 1kg」が税抜き388円で仲間入りしています。
氷砂糖にはクリスタルとロックの2種類があり、栄養素に違いはありません。
ただ、ロックのほうが溶けやすく梅酒などの漬け込み時間は短く済みます。
一方で、結晶化に時間がかかるロックタイプの方が値段は高くなるのが一般的です。
業務スーパーの氷砂糖はクリスタル・ロックタイプとも、他店で買うよりかなり安値です。
氷砂糖が欲しい時には、業務スーパーの利用おすすめです。
》氷砂糖の最安値調査結果はこちらから。
食器用洗剤
お得な日用品も数多く並ぶ業務スーパーでは、ロケット石鹸の台所用洗剤「フレッシュ 600ml」がよく販売されています。
ライムの香りとありますが、強い主張はなく使い勝手の良い食器用洗剤です。
そんなフレッシュの現在の販売価格は、税抜き68円となっています。
十分安いと感じる価格設定ではあるものの、2022年初頭までは税抜き57円だったので少々の値上がりを遂げています。
また、一般的な食器用洗剤は1Lに対して0.75mlの使用が推奨されているのに対して、フレッシュの使用量の目安はその倍、1.5mlです。
容量に対して洗えるのが、一般的な洗剤使用時の半量くらいかもしれない点には注意が必要です。
ラップ
まさに業務用といった印象の、神戸物産印の「プロ好みのラップ」もお得感高めなアイテムです。
幅にいくつか種類がありますが、一番よく販売されているのは30cm×100m仕様。
そして、幅30cmタイプの現在の販売価格は、2023年夏頃までの税抜き265円からさらに値上がり、税抜き288円になってしまいました。
少し前までは税抜き235円が通常価格でセール対象になることもあり、その際にはさらにお得に買えました。
長さ”100m”を誇るので今でもお得感はあるものの、そろそろドラッグストアのセール品のほうが安いケースも出てきそうです。
実際、近くのドン・キホーテで同じサイズの情熱価格の”無添加からだ想いラップ”が税抜き248円で販売されていました。
レンジ・冷凍OKで、身体にも家計にも優しい無添加仕様が魅力です。
中国産で切りにくいという噂がありますが、最近はドン・キホーテの方が業務スーパーより安くラップを買える可能性が高いです。
節約志向で近くにドン・キホーテがある人は、チェックしてみるのも良いかもしれません。
なお、2023年3月については業務スーパーの神戸物産印の「プロ好みのラップ」の幅22cmタイプがセール対象になっていました。
幅22cm長さ100mのラップを税抜き228円で買えたものの、2024年3月現在の販売価格は税抜き278円に。
2023年夏頃の通常価格は税抜き258円だったので、しっかり値上がりを遂げ、幅30cmとの価格差が小さくなっています。
また、さらに幅の狭い15cm×100mのものについても2023年夏頃まで税抜き215円だったのが、2023年10月以降税抜き248円に値上がっています。
本当にあらゆる商品の値上がり傾向が、未だに続いているようです。
カセットボンベ
お鍋に欠かせないカセットボンベも、しっかり値上がっています。
業務スーパーで販売されているのは、サンシリンダーサービスの「カセットガスサンa 250×3本入」です。
2022年初頭は税抜き238円だったのが、秋頃にはなんと税抜き368円に!
さらに、2023年夏頃にそこから27円値上がり、現在の販売価格は税抜き395円になっています。
3本入の値段なので1本当たりの価格は税抜き132円(税込み142円)と、他店に比べるとそれでもまだ安いには安いです。
ただ、2年かからずして66%というなかなかにインパクトのある値上がりを遂げています。
ちなみに業務スーパーで売られているカセットボンベは、”カセット・サン”シリーズ専用のものです。
JIS規格に準拠した作りになっているので実際にはほかのコンロでも使えるものの、安全は保証されていません。
カセット・サン以外で使った際に事故が発生したとしても、自己責任になる点にはご注意ください。
一方で、マツモトキヨシオリジナルの同量のカセットボンベが、税抜き278円で販売されいるのを2023年春頃に見かけました。
仕様としては(株)グリーンウッドのこんろ(ぐりる)専用で、こちらは2023年4月の店頭販売価格です。
と言って、同時期のマツモトキヨシのオンラインショップでは同じ商品が税抜き468円で販売されていました。
暖かくなってくる時期は、在庫を処分したい店舗がカセットボンベを破格で販売しているケースがあるようです。
まとめ
“エブリデイロープライス(毎日がお買得)”がコンセプトの業務スーパーにも、値上がりの波が押し寄せています。
多くのアイテムが1年前より数十円から数百円、ただ、元値が安い分だけ1から6割ほどの値上げを遂げています。
値上がり後もお得感は顕在ですが、業務スーパーのアイテムは価格が上下するものも多いです。
節約家の人は、価格動向を意識した購入をするとより得できるかもしれません。
また、2024年4月度は、先月に引き続き”総力祭”が開催されていていつも以上にお得が一杯です。
今月の業務スーパーは、いつも以上に要チェックです!
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