2023年10月13日に、ゲーミングキーボードLogicool G Proのの後継機G PRO X TKLが発売されました。
G PRO初の無線対応のキーボードです!
ただこれ、思ってたのと違ったのを買ってしまったり、トラブルが多発しているみたいです。
そこでここでは、前作G PROと新作G PRO Xの違いや購入時の注意点を徹底紹介しています。
この記事を読めば、自信を持ってG PROキーボードを買えます!
▼ 前作G PROはこちらから。
▼ 新作G PRO Xはこちらから。
G ProとG Pro Xの違い
2019年に発売された「PRO」から、約4年の時を経て2023年に発売されたばかりの新作「PRO X TKL」。
そんなPROとPRO X TKLには、7個の違いがあります。
- 無線接続できるのは新作PRO X TKLだけ
- 2つのデバイスにつなげられるのは新作PRO X TKLだけ
- メディアコントロール・音量ローラーがあるのは新作PRO X TKLだけ
- キータイプにクリッキーがあるのはPROだけ
- PROの中にキースイッチが交換できないタイプがある
- 白色やマゼンダ色があるのは新作PRO X TKLだけ
- 新作PRO X TKLだけキャリーケース付き
- 新作PRO X TKLは価格がPROの倍以上
以下で、7個の違いそれぞれの詳細を解説しています。
無線接続できるのは新作PRO X TKLだけ
ワイヤレスキーボードして使えるのは、新作のPRO X TKLだけです。
また、PRO X TKLは付属のケーブルや好きなケーブルをつなげて有線でも使えます。
キーボード本体の接続端子は、安心のUSB Type-C。
しかも、無線でありながら最長50時間連続運転できる電池寿命を実現しています。
同じLogicoolの無線タイプのG913を踏まえると、キラキラのLEDをオフすればもっと長時間使えるはずです。
まめに充電をする必要はありません。
2つのデバイスにつなげられるのは新作PRO X TKLだけ
PRO X TKLには、ワイヤレス接続する方法が2つ用意されています。
- Bluetooth接続:レシーバー不要・速度が少し遅め
- LIGHTSPEED接続:レシーバー必須・速度速め:ゲーム向き
それぞれを2台のPCやPCとスマホ、あるいはタブレットなど好きなデバイスとつなげられ、ボタンひとつで切り替え可能です。
このあたりの無線接続の仕様は、完全にLogicoolの人気キーボードG913を踏襲しています。
メディアコントロール・音量ローラーがあるのは新作PRO X TKLだけ
新作のPRO X TKLには、メディアコントロールと音量ローラーが追加されています。
サイズが大きくなったわけではなく、余白部分を活用した形です。
個人的にはこの音量ローラーが推し機能なので、今回搭載されて嬉しい限り。
また、ゲームモードボタンとFNを押すと、ゲームモードボタンがロックされる機能もPRO X TKLで追加されています。
キータイプにクリッキーがあるのはPROだけ
これまでのLogicoolのゲーミングキーボードの多くは、3つのキーから好きなタイプを選べました。
- タクタイル … 押した感触がしっかりある【定番】
- リニア … 底に近づくほどリニアに重くなる
- クリッキー … カチカチ大きな音がして押した感が強い
PROは上記3つから好きなキータイプを選べる一方、新作のG PRO X TKLにはクリッキーがありません。
うるさいとよく言われていたし、不評だったんでしょうか。
ちなみに、実際に触るにはお店に出向く必要がありますが、音だけならこちらですぐ聞けます。
ただ、最初からクリッキータイプはないものの、別売りのキースイッチを買えば交換可能です。
かなり面倒で値段が1万円弱する点には注意が必要ですが、PRO X TKLをクリッキー仕様にすることはできます。
PROの中にキースイッチが交換できないタイプがある
違いというより注意点になりますが、旧作のゲーミングキーボードPRO。
キースイッチが交換できるものとできないものがまぎれています。
基本的には、PROもPRO X TKLもキースイッチを交換可能です。
ただ、PROの中には、キースイッチが交換できない機種が存在します。
これとか。
このスイッチ交換ものすごく面倒なうえにスイッチ自体が高いです。
あまりやる人はいないとは思いますが、交換してみたいと考えている人がPROを購入する場合ご注意ください。
白色やマゼンダ色があるのは新作PRO X TKLだけ
白色やマゼンダ色のキーボードがあるのは、PRO X TKLだけです。
PROには、Logicool(ロジクール)定番の黒色のキーボードしかありません。
特にマゼンダ色は、これまでのLogicoolのイメージにない、インパクトのあるビビッドなカラーです。
好きな人にはたまらないかも!
ただ、PRO X TKLの白色とマゼンダ色のキーボードには、キータイプが「タクタイル」しかありません。
個人的には、せっかく高価なキーボードを買うなら打ち心地にこだわるべきかと。
キースイッチの交換は別途できるもののお金も手間もかかるので、タクタイルが好みだった時に限り、好きな色を選ぶのがおすすめです。
新作PRO X TKLだけキャリーケース付き
新作PRO X TKLには、専用のキャリーケースが付いています。
キーボードを持ち運ぶ機会が多い人には嬉しい特典ですね。
ただ、外に持ち運ぶ予定が全くない私的には、これなしで後一息でも安くしてくれた方が嬉しいというのが本音かも。
新作PRO X TKLは価格がPROの倍以上
有線でも無線でも使える新作PRO X TKLは、PROよりだいぶお値段が高くなっています。
ロジクール公式オンラインショップでの2023年現在の販売価格は、
- PRO:税込み13,410~13,970円
- PRO X TKL:税込み30,690円
なぜかAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングのLogicool公式ショップだともう少し安く買えますが、価格はやはり2倍以上。
なかなかのインパクトのある違いです。
ちなみに、発売時点でPROは税込み13,970円だったので、今回の新作は価格自体の進化がかなり激しくなっています。
G ProとG Pro Xどっちがいい?
Logicool(ロジクール)のゲーミングキーボードPROとPRO X TKLの一番の違いは、無線で使えるかどうかです。
キーボードの要とも言えるキーは、どちらも「GX + ROMER-G」。
耐久性も7000万回打鍵や大きさ・高さもほぼ同じです。
そのほかのゲームモードボタンやファンクションキーへのマクロ登録できるところなども変わっていません。
打ち心地も機能もとてもよく似ているので、無線が良いか有線が良いかで選ぶのが基本です。
G PROがおすすめの人
- キーボードの無線接続に魅力を感じない人
- 1つのデバイスにしかつなぐつもりがない人
- 1万5000円以内で買える評判の良いゲーミングキーボードが良い人
- ハイエンドではないけど高いスペックのゲーミングキーボードを使ってみたい人
- キータイプのクリッキーが好きな人
無線接続する予定がなく、つなぐのも1台のPCの場合、PROで十分です。
PRO X TKLに比べると安いと錯覚しがちですが、1万5千円のキーボードであるPROも十分高級でハイスペックです。
ちょっと良いゲーミングキーボードデビューには、PROをおすすめします。
また、クリッキーが使われたキーボードは、G PROにしかありません。
G PRO Xがおすすめの人
- 無線接続できるゲーミングキーボードが良い人
- 2つのデバイスにキーボードを接続したい人
- 新作のゲーミングキーボードを使ってみたい人
- ビビッドカラーのゲーミングキーボードを探している人
- キャリングケース付きのキーボードが良い人
2つのデバイスに無線接続できるのは、PRO X TKLだけです。
また、発売されたばかりの新作で、ビビッドカラーがあるのも珍しく、キャリングケースまで付いています。
ただ、Logicoolには無線対応の「G913」という銘ゲーミングキーボードがあります。
PRO X TKLの購入に前向きな人は、G913としっかり比較してからどちらを買うかを決めるのがおすすめです。
》新作「PRO X TKL」と「G913」の比較結果はこちらから。
G Proシリーズのキーボード購入時の注意点
G PROシリーズのキーボードは、途中で名前を変更したものがあるため、少々ややこしいことになっています。
2023年現在までに発売されたG PRO シリーズのキーボードは3つ。
商品名 | 型番 | 発売日 | 発売時定価(税込み) | キータイプ |
---|---|---|---|---|
PRO | G-PKB-001 | 2017年3月14日 | 16,903円 | Romer-G |
PRO | G-PKB-002 | 2019年11月14日 | 13,970円 | GX + ROMER-G |
PRO X TKL | G-PKB-003 | 2023年10月13日 | 30,690円 | GX + ROMER-G |
ここで注意が必要なのがG-PKB-002!
発売当初は製品名が「PRO X」で、キータイプもタクタイルのみでした。
その後、2022年2月24日にリニアとクッキーのキータイプを追加。
そのタイミングでXが取れて名称が「PRO」に変わったようです。
2023年現在もLogicool公式ショップで、PRO(G-PKB-002)は買えます。
ただ、「PRO X」という商品はLogicool公式ショップに存在しません。
また、2017年発売のPROについては、公式オンラインショップでの取り扱いは終了しています。
公式ショップ以外で買う場合要注意
公式ショップ以外の大手ECサイトでは、2019年に発売されたモデルが「PRO X」のままで販売されていることがあります。
Logicoolの都合感があるので致し方なさを覚えますが、価格設定が絶妙なのが罪深い。
新作のPRO X TKL(3万円弱)と勘違いしてみてしまうと、違和感なく安いと思える価格です。
一方で、公式ショップでPROキーボードの2023年現在の販売価格は13,410~13,970円、Amazonなどであればこれより安く買えます。
つまり、倍近いぼったくりをさりげなくかましている出品が結構あるということです。
さらに、公式ショップですでに終売している2017年発売のキーボードPROがまだ販売されていることもあります。
これとか。
これまた当時税込み16,903円で発売されたにも関わらず、なかなかに値上がっています。
すでに公式ショップで手に入らないレア感ゆえと言えばそうれまでですが、やはりちょっと納得できなかったり。
実際にPRO X TKLを買ったつもりが間違えたという声は、少し調べただけでもネット上で結構見つかりました。
G PROシリーズのキーボード購入時には、型番を必ずチェックしましょう。
まとめ
2023年10月13日に、Logicool G PROから新作キーボード「PRO X TKL(通称G PRO X)」が発売されました。
前作「PRO(通称G PRO」との最大の違いは、無線で使えるようになったところです。
それ以外にも細かい違いはあるものの、基本的にキーボードを打った時の感覚に違いはありません。
ちなみに、前作の「PRO」は、発売当時「PRO X」という名が付いていました。
その名前のまま売られている商品を、新作と勘違いして買ってしまう人が多発しているようです。
欲しい商品を確実に手に入れるためにも、G PROシリーズのキーボード購入時には、型番や発売年の必ず確認しましょう。
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