Logicool(ロジクール)のGシリーズには、「G813」と「G913」というよく似たゲーミングキーボードがあります。
パッと見の違いは有線か無線かだけに見えますが、実はほかにも色々違いがあるみたいです。
そこでここでは、「G813」と「G913」の違いや、違いを踏まえてそれぞれがどんな人向きかを徹底解説しています。
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▼ G913のテンキーレスバージョンはこちらから。
目次
G813とG913の違い
LogicoolのGシリーズから発売されているゲーミングキーボードには、G813とG913があります。
よく似た見た目をしているものの、G813とG913には6つの違いがあります。
- 無線接続できるのはG913のみ
- 2つのデバイスにつなげられるのはG913だけ
- G813はUSBポート1つと着脱不可なケーブル付
- TKLがあるのはG913のみ
- G913の方がフレームの見た目が上質
- G913の方がG813より値段が高い
基本的にはG813の上位モデルがG913という位置づけですが、実はG813の方が優れている点もあります。
以下で、6つの違いの詳細を解説しています。
無線接続できるのはG913のみ
ワイヤレスキーボードとして使えるのは、G913だけです。
また、G913にはケーブルが付属しており、それを使えば有線接続でも使用可能です。
自分で好きなケーブルをつなげて使うこともできます。
ただ、充電用でもある接続端子にちょっと懐かしい「micro USB Type-B端子」が採用されている点にはご注意ください。
2019年発売なので仕方ない気はしなくはないものの、この点に不満を覚えているユーザーはかなり多いようです。
個人的には仕様同じで良いので、この端子だけ変えたバージョンを発売してほしいです!
2つのデバイスにつなげられるのはG913だけ
G913で使える無線接続の方法は、2つあります。
- Bluetooth 5.0接続:レシーバー不要な分少々速度が遅め
- LIGHTSPEED接続:レシーバー必須な分速度が速くゲーム向き
それぞれを2台のPCやPCとスマホ、あるいはタブレットなどにつなげることができ、ボタンひとつで切り替え可能です。
1本の有線しかないG813を、2つのデバイスにつなぐことはできません。
ちなみに、LIGHTSPEED接続を使ってフォートナイトやApexをプレイした際に遅延が気になったことはありません。
実際、VALORANTのLaz選手やAPEX LEGENDSのYUKIO選手などもG913の愛用者として知られています。
プロも愛用するお墨付きのキーボードなので、ゲームプレイ時の遅延を気にしてG913を避ける必要はありません。
G813はUSBポート1つと着脱不可なケーブル付き
無線接続に対応していないG813には、着脱できないケーブルが付いています。
有線で使うのが前提なので当然と言えば当然ですが、自分で好みの太さのケーブルなどに変えることはできません。
また、このケーブル、先が二股に別れていて2つのUSBコネクタが付いているのが特徴です。
両方PC側に接続することで、G813本体とG813本体に付属のUSB Type-Aのメスコネクタとつながります。
キーボードの動作を邪魔せずに充電してくれる機能が備わっているので、マウスを接続して使うと便利です。
このUSBポートがあるのはG813だけなので、G813を購入した時だけ享受できるメリットと言えます。
TKLがあるのはG913のみ
TKL、いわゆるテンキーレスタイプがあるのは、なぜか上位モデルの「G913」のみです。
個人的にはテンキー不要派なので、この違いは結構大きいかも。
テンキーがあるモデルはG813もG913も同じ大きさで、W47.5cm・D15cm・高さ2.2cmと、超薄型ですがやや幅広め。
一方で、G913-TKLの幅は37.8cmと、テンキーがあるモデルより10.7cmコンパクトです。
これは、テンキーのあるモデルには、テンキーと一番左端にTKLモデルにはない5つの専用Gキーがあることも影響しています。
このGキーには特定のキー操作やマクロを割り当てることができます。
Gキーで色々操作したい人は、G913 TKLを選ぶべきではありません。
ただ、G913 TKLはファンクションキーF1~12にマクロを設定できます。
Gキーの有無は、そこまで気にする必要のない違いかもしれません。
G913の方がフレームの見た目が上質
G813もG913も、ボディに使われているのは同じA5052アルミニウム合金です。
ただ、同じ合金を使っているにも関わらず、G813とG913の表面の質感には明らかに違いがあります。
上位モデルであるG913の方が少し上質な見た目をしています。
この違いは定番の黒だけでなく、最近人気の白バージョンについても同じです。
とはいえ、キーボードを見ながら操作すること自体実はあまりないので、基本的にあまり気にする必要のない違いです
G913の方がG813より値段が高い
細かな違いは色々ありますが、G913は無線接続できる一方、G813は有線でしか使えないのが一番の違いです。
そして、無線接続できない分だけG813の方が安く買えます。
2019年8月29日に同時発売された際の定価は、
- G813:税込み25,575円
- G913:税込み33,275円
でした。
2020年6月25日に発売されたテンキーレスタイプのG913 TKLは、テンキーありより少し安い税込み30,250円。
ただ、2023年現在Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのロジクール公式ショップでより安値で買えます。
詳細はタイミングによって異なるものの、最安値の目安としては、
- G913:税込み25,000円強
- G913 TKL(テンキーレス):税込み20,000円強
- G813:税込み20,000円弱
となっています。
G913-TKLは定価に対してかなりお得に買える状況ですが、やはり一番安値なのはG813です。
ただ、発売当時より両者の価格差は縮まってはいます。
G813とG913どちらがおすすめ?
G813の上位モデルとも言えるG913。
値段が同じなら迷わずG913をおすすめしますが、機能の違いに価格差の価値を見出せるかがポイントです。
発売当時より価格の差が縮まったとは言え、数千円、欲しいモデルや色によっては5千円ほどいまだに値段が違ってくることがあるためです。
以下に、G813とG913の違いを踏まえて、それぞれどんな人におすすめかをまとめました。
G813がおすすめの人
- ワイヤレスでキーボードを使う予定がない人
- キーボードを1つのデバイス以外で使うつもりがない人
- テンキーレスでなくて良い人
- 最上位のゲーミングキーボードが使ってみたいけどできるだけ予算をおさえたい人
- USBポート付きのキーボードが良い人
ワイヤレスでキーボードを使う予定がなく、ひとつのデバイスとしか接続せず、テンキーありで良い人はG813が合います。
G913の下位モデルという位置づけではあるものの、G813も十分ハイスペックなゲーミングキーボードです。
それでいてG913より少し予算をおさえられるところも、G813の魅力と言えます。
さらに、キーボードにUSBポートが付いているのもG813だけです。
G913がおすすめの人
- キーボードはワイヤレスが良い人
- 2台のデバイスにキーボードを接続したい人
- テンキーレスなキーボードじゃないと嫌な人
- できるだけコンパクトなキーボードが良い人
- 自分好みのケーブルで有線接続したい人
2台のデバイスにキーボードを接続したい人には、G813は不向きです。
BluetoothとLIGHTSPEED接続それぞれで別のデバイスにつなげられる、G913を選ぶ必要があります。
ワイヤレス接続やテンキーレスが良い人、できるだけコンパクトなキーボードが良い人も、G913を選ばざるを得ません。
また、G913をLIGHTSPEEDで無線接続した際に生じる遅延は、一般人ならほぼ気になるレベルではありません。
ただ、有線に比べると遅れる可能性があるものの、G913は有線で、しかも自分好みのケーブルで接続して使うこともできます。
我が家は「G913 TKL」を愛用
我が家では、家族そろって「G913 TKL」の黒を愛用しています。
理由は、2つのデバイスに接続できて・テンキー&Gキー不要派だから!
私は普段、手元作業用のノートパソコンと動画視聴やゲーム用のデスクトップパソコン2台を使い分けています。
なので、ボタンひとつで接続先を簡単に切り替えられる機能はかなり重宝しています。
また、パソコン1台しか使っていない人についても、テンキーレスを理由にG913 TKLを愛用しています。
ただ、テンキーレスがあったらG813にしていたとのこと。
使う場所によっては、ワイヤレスである恩恵はあまりないですしね。
ということで、調べてみても多くの人が欲しいと言っている、「G813 TKL」をなぜロジクールは発売しないんだろう?
でも、私自身はワイヤレスである点含め気に入っているので、へたってきたら買い換えようと思っています。
》G913 TKLの詳細レビューはこちらから。
まとめ
無線で2台のデバイスにつなげられるのは、G913だけです。
また、テンキーレスもG913にしかありません。
一方で、G813には充電に使えるUSBポートが付いていて、有線でしか使えない分価格が安くなっています。
自分の使い方や予算によって、どちらが良いかは変わってきます。
この記事が、みなさんのゲーミングライフの役に立ったら嬉しいです!
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