バッラリーニのガス火専用フライパンの中で人気シリーズと言えば、パヴィア(上)とローマ(下)です。
ただ、違いがイマイチわからず、どちらが良いか決め兼ねている人も多いハズ。
私もそうでした!
そこでここでは、バッラリーニのガス火専用フライパンの中で特に人気な「パヴィア」と「ローマ」の違いを徹底調査した結果を紹介しています。
調査してわかった、バッラリーニのトリノとサリーナの違いををまとめると …
- ローマの方がコーティングのグレードが上
- ハンドルの素材が違う
- ローマの方が底が厚い
- パヴィアの方が軽く、サイズ・形の種類が多い
- パヴィアの方が安い
以下で、「パヴィア」と「ローマ」の5つの違いの詳細と、違いを踏まえた選び方のポイントを紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね!
▼ パヴィアはこちらから。
▼ ローマはこちらから。
▼ バッラリーニの全種類の違いを知りたい人はこちら。
目次
バッラリーニのパヴィアとローマの違い
バッラリーニのグラニチウムコーティングされたガス火専用フライパンと言えば、「パヴィア(左)」と「ローマ(右)」が人気です。
そんな人気のパヴィアとローマには、5つの違いがあります。
- ローマの方がコーティングのグレードが上
- ハンドルの素材が違う
- ローマの方が底が厚い
- パヴィアの方が軽く、サイズ・形の種類が多い
- パヴィアの方が安い
以下で、違い5点の詳細を解説しています。
ローマの方がコーティングのグレードが上
パヴィアもローマも、バッラリーニの代名詞グラニチウムコーティングが施されています。
どちらも一般的なフッ素樹脂(テフロン)加工より長寿命で、食材がくっつかない状態が長く持続するところが魅力です。
ただ、グラニチウムコーティングには3種類あり、ローマの方がパヴィアよりグレードが上です。
ローマに採用されているのは、グラニチウムエクストラリームコーティング。
一方で、パヴィアに施されているのは通常タイプのグラニチウムコーティングです。
詳細は企業秘密ということで明かされていませんが、書かれている通りなら、ローマの方がパヴィアよりコーティングが2倍長持ちする計算です。
また、パヴィアは内側は暗めな御影石風、対して外側は真っ黒に塗装されています。
ローマは全体的に明るい色味で、内側も外側も御影石風のグレーで統一されています。
好みにもよりますが、パッと見の高級感は、コーティングのグレードが上なローマに軍配があがる印象です。
なお、ローマとパヴィアのグラニチウムコーティングはいずれも、バッラリーニ独自のフッ素樹脂加工の名称という点にはご注意ください。
>> フッ素樹脂使用が気になる方は、安全性を調査した結果をこちらで紹介しています。
ハンドルの素材が違う
ローマのハンドルは金属製な一方、パヴィアは樹脂製です。
ローマのハンドルは、ステンレススチール製でV字型デザインをしています。
壁掛けできて調理中熱くなることもなく、デザイン性も抜群でオーブンにもフライパンごと入れられます。
パヴィアはハンドルが樹脂製な分、ローマより軽いですが、当然オーブンはNG。
一方で、壁掛けOKで調理中熱くなることもなく、さらに、フライパンの内側に接合部の突起が樹脂ハンドルの場合ありません。
この突起に食材がくっついてしまうことがあるので、地味に嬉しい特徴です。
ローマの方が底が厚い
パヴィアのフライパンの底厚は、3.5mmです。
一方で、ローマは5mm(24cm深型のみ4.5mm)とパヴィアの1.4倍分厚いです。
どちらも、一般的なフライパンの底厚の平均値1.6mmと比較すると厚めにできていはいます。
底が厚いメリットは、変形やゆがみが生じにくいところと熱が均等に伝わり食材の旨味を閉じ込めやすいところ。
どちらも一般的なフライパンより丈夫で美味しく料理が作りやすいものの、ローマの方がより顕著な恩恵を期待できます。
パヴィアの方が軽くサイズ・形の種類が多い
樹脂製のハンドルを採用していて底が薄いパヴィアの方が、金属製のハンドルを持つローマより軽いです。
また、サイズや形の種類も、パヴィアの方がラインナップが多くなっています。
以下で示したのは、各サイズのパヴィア・トリノそれぞれの長さ×幅×高さ:重さ一覧です。
直径 | パヴィア | ローマ |
エッグパン 18cm | 35.3×14.0×8.2cm:0.45kg | – |
20cm | 36.1×20.8×7.5cm:0.47kg | 39.0×20.7×6.5cm:0.71kg |
24cm(浅) | 42.8×24.8×7.5cm:0.62kg | 45.0×24.7×7.0cm:0.90kg |
24cm(深) | 42.5×24.6×9.6cm:0.76kg | 45.2×24.7×8.0cm:1.11kg |
26cm | 44.8×26.8×7.5cm:0.71kg | 47.0×26.5×7.4cm:1.03kg |
28cm(浅) | 46.8×28.8×7.5cm:0.79kg | 49.0×28.8×7.9cm:1.15kg |
28cm(深) | 46.8×28.8×10.2cm:0.95kg | – |
エッグパンと直径26cm(3~4人分)の深型があるのは、パヴィアだけです。
また、同じ直径タイプのフライパンの形はよく似ているものの、パヴィの方がローマより300g弱軽め。
確実にわかる重さの違いが、パヴィアとローマにはあります。
パヴィアの方が安い
コーティングのグレードが低く樹脂使用な分、パヴィアの方が安値です。
2024年現在、バッラリーニの公式販売店ツヴィリングのオンラインショップの販売価格(税込み)は以下でした。
直径 | パヴィア | ローマ |
エッグパン 18cm | 4,400円 | – |
20cm | 2,970円 | 5,170円 |
24cm(浅) | 3,300円 | 6,270円 |
24cm(深) | 3,850円 | 6,930円 |
26cm | 3,630円 | 6,930円 |
28cm(浅) | 4,070円 | 7,480円 |
28cm(深) | 4,620円 | – |
同じサイズ感のフライパンで比べると、ローマの方がパヴィアより3,000円前後高くなっています。
ただ、バッラリーニの言う通りローマの方がコーティングが2倍長持ちするとすれば、かえってローマの方がお得とも言えます。
大手ECサイトを利用すると定価よりさらに安値で買えることが多いものの、ローマの方がトータルコストは安く済む可能性が高いです。
また、保証についてもパヴィア4年に対して、ローマは5年。
コーティングは保証の対象外な点には注意が必要ですが、サポートの手厚さはローマが上です。
バッラリーニのパヴィアとローマの共通点
バッラリーニのパヴィアとローマには、共通点もたくさんあります。
以下に、パヴィアとローマに共通する特徴をまとめました。
- ガス火でしか使えない
- ボディはアルミニウム
- 金属ヘラ使用OK
- 食洗器対応
- サーモポイント未対応
どちらもガス火でしか使えない点には注意が必要です。
IHなど、そのほかの熱源で使いたい人にはトリノやサリーナが向きます。
一方で、パヴィアもローマもボディはアルミ製で、金属ヘラ・食洗器対応は共通です。
ただ、どちらも目で見てフライパンの表面温度を知れるサーモポイントには対応していません。
サーモポイントを使いたい人は、ムラーノやフェラーラがおすすめです。
おすすめはどっち?
軽量かつリーズナブルな気軽が魅力なのがパヴィアで、長寿命でじっくり使い込むのにぴったりなのがローマです。
以下に、パヴィアとローマそれぞれをおすすめする人の特徴をまとめました。
パヴィアがおすすめの人
- 気軽にグラニチウムコーティングを試してみたい人
- フライパンの軽さを重視する人
- くっつかないが長続きするエッグパンが欲しい人
パヴィアは、グラニチウムコーティングが採用されているバッラリーニのフライパンの中で一番リーズナブルなシリーズです。
初期投資をできるだけかけずにグラニチウムコーティングを体感してみたい人には、パヴィアが向いています。
また、ローマより圧倒的に軽く、エッグパンがあるのもパヴィアだけです。
ローマがおすすめの人
- フライパンの寿命を重視する人
- 底が厚い、丈夫で食材を美味しく焼きやすいフライパンが良い人
- オーブンにそのまま入れられるフライパンを探している人
ローマは、一般的なフッ素樹脂加工はもちろん、それ以上に長寿命なパヴィア以上にコーティングが長持ちします。
価格はパヴィアより高いものの、トータルコストは安く済む可能性が高いです。
また、ローマは、底が厚く丈夫で食材を美味しく焼きやすいうえに、オーブンにそのまま入れられます。
まとめ
バッラリーニで人気のガス火専用フライパンと言えば、「パヴィア」と「ローマ」です。
ローマの方がコーティングのグレードが高くハンドルが金属製ゆえ、パヴィアより重く値段が高めです。
気軽さ・買いやすさ・使い勝手という点では、パヴィアに軍配が上がります。
一方で、コーティングの長寿命で底厚由来の安定感が高いローマの方が、食材を美味しく焼きやすく、トータルコストが安く済む可能性が高いです。
この記事が、バッラリーニのフライパン選びの参考になったら嬉しいです!
コメント