この記事では、ラベルレスのペットボトルの方が値段が高い理由を紹介しています。
ラベルがない分安いと思いきや、ラベルレスボトルの方が高値で売られていることがよくあります。
その光景を見るたびに、なんだかモヤモヤした気持ちになるという人も多いハズ。
私もです!
そこでここでは、ラベルレスボトルの方が値段が高いことがあるのはなぜかを独自調査しました!
【調査結果まとめ】
- 企画・開発にお金がかかるため安くできないのがラベルレスボトルのデメリット
- ペットボトルの原価の内訳を踏まえると、ラベルレスによる経費削減効果は大きく見積もっても5%程
- ラベルレスボトルはSDGsに貢献できるのがメリット
以下で、ラベルレスボトルがなぜ高いのかの理由詳細を解説しているので、モヤモヤの解消の役に立てたら嬉しいです。
\今人気はどっち?!お得なラベルレスも増えてます/
ラベルレスが高いのはなぜ?
【SDGsの罠】実は、ラベルレスの方が高い。ラベル分コストが下がるはずなのにね。 pic.twitter.com/H7bnN9wcno
— Rich Fire (@hedycube) May 12, 2023
ラベルレスの方が高いの
— とむん (@Tomuuuu_) September 20, 2023
なぁぜなぁぜ? pic.twitter.com/Stxxa12yZK
従来のラベルありのペットボトルよりラベルなしの方が販売価格が高い。
これは、決して珍しことではありません。
その背景には、ラベルレスボトルを新しく企画・開発するのに経費がかかることが影響していると言われています。
ラベルレス専用のボトルを作ったり箱を作ったりするとなると、当然お金がかかります。
商品詳細をラベルに印刷し貼る工程がなくなっている分、安くなっている。
そうイメージするのが普通ですが、現状はそうではない商品がたくさんあります。
とはいえ、この先ラベルレス商品が定着すれば、ラベルがない分値段が安く設定される可能性は十分あります。
実際、最近はラベルレスの方が手ごろ価格で買えるケースも増えています。
Amazonや楽天市場のドリンク売れ筋ランキングを見ると、上位はラベルレスが占めていることが大半!
ただ、ラベルありに比べてラベルレスが圧倒的に安く販売される状況は、将来的にもあまり期待できません。
ペットボトルの価格の大半は物流や人件費
こちらは、甲南大学経営学部経営学科が提供している500mlペットボトル入りソフトドリンクのコストの内訳を参考にした原価の内訳をまとめたものです。
- 人件費・物流費:48%
- 中身の原材料代:27%
- ペットボトルの容器代:20%
- リサイクル委託料:1%
- メーカー利益:4%
[引用元]甲南大学経営学部経営学科公式HP
ペットボトルの容器代の中にラベル代が含まれていることになりますが、その内訳は調べてもわかりませんでした。
ただ、ペットボトルの容器代全体が20%となると、どんなに高く見積もってもラベル代は5%くらい?
となると、ラベルの有無による価格差はたいして
実際、ラベルレスの商品は経費削減を目的に開発されているわけではありません。
でも、ラベルレスボトルを購入することには、価格以外にさまざまなメリットがあります。
ラベルレスボトルのメリット
画像引用:楽天市場ラベルレスボトルにしたからといって、価格がすごく安くなるということは将来的にも期待できません。
ただ、ラベルレスボトルには、以下2つのメリットがあります。
- 環境に優しい
- リサイクルする際の手間が減る
要は、SDGsに貢献できます!
ペットボトルのラベルはプラスチックで作られていて、その原料は枯渇が心配されている石油資源です。
その資源枯渇を防ぐのにも、ラベルレスは効果的です。
また、プラスチックによる海洋汚染や、焼却時に発生する二酸化炭素による地球温暖化の促進も妨げられます。
ラベル1枚を平均1g・ポリスチレン製と仮定すると、焼却時に発生する二酸化炭素の量は3.39g。
日本国内では年間200億本以上のペットボトルが消費されているため、これだけでも7万トンの二酸化炭素の削減につながるんです!
しかも、ラベルレスであればリサイクルする際の手間が減ります。
画像引用:楽天市場ラベルの有無によりリサイクルをするかしないか決めるというのもアレですが、より多くのペットボトルがリサイクルされるようになる効果も期待されます。
おまけに、(筆者にはよくわからないけど)おしゃれという声も多いです。
画像引用:楽天市場値段が前提にはなりそうですが、ほんの少しでも安くなれば積極的に買いたくなる魅力がラベルレスボトルには詰まっています!
ラベルレスボトルがなぜ高いかのまとめ
ラベルレスボトルはラベルがない分安くなると思われがちですが、実際にはかえって高値で販売されていることもあります。
理由は、ラベルレスボトルを作るために企画や開発費がかかるためです。
また、ペットボトルの価格の多くは物流や人件費が占めていて、ラベルのコスト削減効果は大きいものではありません。
ただ、ラベルレスボトルは環境に優しくリサイクルしやすいというメリットがあります。
価格以外の観点からも選ぶ価値が十分あります。
\最新のドリンクランキングはどっちが優勢?!/
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