G PRO X Superlightと新作2の違いは?今買うならどっち?

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Logicool G(ロジクール ジー)の人気ゲーミングマウスPRO X Superlightの後継機が、2023年10月13日に発売されました。

2020年のG PRO X Superlightの発売から3年の時を経ていたこともあり、待っていたファンも多いハズ。

ただこれ、なんだか変更点が随分控えめに見えるという声もチラホラ。

前作の買い替えをそろそろ考えていた我が家としては違いが気になる!

そこでここでは、G PRO X Superlight新作2の違いを徹底比較した結果や、違いを踏まえてそれぞれがどんな人におすすめかを解説しています。

▼ PRO X Superlightはこちらから。

▼ 新作PRO X SUPERLIGHT2はこちらから。

商品名 G PRO X Superlight G PRO X Superlight2
外観
発売日
2020年12月10日
2023年10月13日
販売価格
税込み18,810円
税込み25,410円
サイズ
幅63.5mm×奥行40mm×高さ125mm
幅63.5mm×奥行40mm×高さ125mm
重さ
<63g
60g
ボタン
5個
5個
センサー
HERO
HERO2
DPI
100~25,600dpi
100~32,000dpi
最大レポートレート
1000Hz
2000Hz
最大速度
400ips
500ips
最大加速
40G
40G
LOD
調整可能
接続方式
ワイヤレス(LIGHTSPEED)
ワイヤレス(LIGHTSPEED)
接続端子
micro USB Type-B
USB Type-C
電池寿命
連続70時間
連続95時間
カラー
ブラック・ホワイト・ピンク・レッド
ブラック・ホワイト・ピンク
そのほか
G HUB対応・オンボードメモリ対応・2年間無償保証
G HUB対応・オンボードメモリ対応・2年間無償保証
販売サイト

※ 販売価格はロジクール公式オンラインショップ参考。(2024年2月時点)

G PRO X Superlightと新作2の違い

[出典]ロジクール公式HP

G PRO X Superlight新作2も、間違いなくハイスペックなワイヤレスマウスです。

ただ、G PRO X Superlightと新作2を比較すると、以下7点の違いがあります。

  • 新作2ではセンサーが進化
  • スイッチが違う
  • 新作2の方が3g軽い
  • 接続端子が違う
  • バッテリー寿命が新作2の方が長い
  • 赤があるのは前作だけ
  • 新作2の方が値段が高い

違い7点の詳細を、以下で紹介しています。

新作2ではセンサーが進化

G PRO X Superlightで採用されていたセンサーHEROが、HERO2に進化を遂げています。

これにより、DPI・最大レポートレート・最大速度の性能がパワーアップし、リフトオフディスタンス(LOD)も調整可能になっています。

商品名 G PRO X Superlight G PRO X Superlight2
外観
センサー
HERO
HERO2
DPI
100~25,600dpi
100~32,000dpi
最大レポートレート
1000Hz
2000Hz
最大速度
400ips
500ips
LOD
調整可能

数値上G PRO X Superlight2の方が高性能と言えるものの、前作でも一般的な人なら十分という印象です。

以下で、センサーの進化によってパワーアップしたDPI・最大レポートレート・最大速度・LOD対応の詳細を解説しています。

DPI

DPIのイメージ図
[出典]Tobuta-tech

DPIというのは、マウスを動かした距離に対して画面上のマウスポインターがどれだけ動くかを表す指標です。

下限値の100dpiは共通ですが、G PRO X Superlightの最大25,600dpiが新作2では32,000dpiまで設定範囲が広がっています。

なお、マウスに設定したDPIに対して、実際の動きには誤差、ズレが生じるのを避けられません。

高DPIほど一般的にズレが大きくなりやすい一方、高DPIを設定できるマウスの方が全体的に同じDPIでのズレが小さくなる傾向にあります。

上限値に近いDPIを設定する人はまずいませんが、ローセンシ派の人にも広範囲のDPI対応はメリットがあります。

合わせて、前作では基本50dpi単位だったのが、新作2では5dpi単位での調整が可能です。

さらに、X軸とY軸のDPIに違う値を設定できるのも新作2だけです。

細かいカスタマイズをとことん楽しみたい人にとっては、魅力的な仕様変更と言えます。

最大レポートレート

レポートレートというのは、マウスがPC側に情報を送信する頻度を表す数字です。

G PRO X Superlightの1000Hzに対して、2000Hzと大きな値を設定できる新作2の方が、マウスの動きがより精度よく反映されます。

ただ、1000Hzを超えた違いはわかる人が限られるというのが通説で、ゲーム側が未対応だと意味がなく、CPUも食います。

色々条件がそろわないとその恩恵を感じ取るのは難しいかもしれません。

また、無線技術側の改良によって、レポートレートが上がっている可能性もあります。

最大速度

マウスが1秒間に認識してくれる移動距離を示す最大速度。

単位はIPS(Inch Per Second)で、1インチは2.54センチです。

つまり、G PRO X Superlightの400ipsでも、10.16m/s(=2.54cm×400)以下の速度であれば、マウスが正しく認識してくれることを意味します。

一方で、500ipsまで認識できる新作2では、さらに速い12.70m/sの動きまで対応可能です。

ただ、400ipsでも約0.01秒で10cm分の動きを認識してくれます。

一般的に400ips以上はあまり意味がないと言われているので、こちらもあまり気にする必要のない違いと言えます。

LOD

リフトオブディスタンス(LOD)というのは、マウスを浮かせてセンサーの反応が途絶えるまでの距離 を意味します。

このLODの値を調整できるのは、新作であるG PRO X Superlight2だけです。

低・中・高から好きな距離を選べるので、マウスパッドなどとの組み合わせが気になる人には嬉しい新機能と言えます。

なお、LODは意図しないカーソルの動きを抑えられるため、基本短い方が良いとされています。

G PRO X Superlightで実測した人によると、LODは0.7mmほどとのことでした。

かなり高性能と言えるので、この値で満足な人は変更できなくても特に困ることはありません。

スイッチが違う

G PRO X Superlightはメカニカルスイッチでしたが、新作2では「LIGHTFORCEスイッチ」を採用しています。

Logicool(ロジクール)のG PRO X SUPERLIGHT2のLIGHTFORCEハイブリッドスイッチのイメージ写真
[出典]ロジクール公式HP

この新作スイッチは、メカニカルスイッチのクリック感はそのままに、光学式スイッチの反応速度を両立。

これまでにない、ロジクールオリジナルのメカニカルと光学式のハイブリッド仕様が特徴で、耐久性も上がっています。

評判としては、これまで以上にクリック感がしっかりしているという声が多く、私自身少し触った印象はまさにそうでした。

ただ、どちらもカチカチ音はしっかりめなので、静音性を重視する人には向きません。

一方で、反応速度の違いについてはユーザーの声を調べてみても、良くなっているのかもしれないという声しか見つからず。

明確な違いがあるわけではないようです。

新作2の方が3g軽い

名の通り、前作G PRO X Superlightも63g未満が保証された、圧倒的な軽さを誇るところが特徴であり魅力です。

新作2ではさらにその軽さに磨きがかかり、重さ60gと3gの軽量化が進んでいます。

ただ、言ってしまえば違いはたったの3g。

意識すれば違いはわかるものの、長時間使ったときに感じる疲れに顕著な違いがあるかと言われると微妙な気がします。

重さの違いを理由に、新作2を選ぶメリットは特にありません。

接続端子が違う

今回のG PRO X Superlight2のメインと言える(と勝手に思っている)変更点は、ズバリ、充電時などに使う接続端子!

G PRO X Superlightの接続端子には、いにしえの「micro USB Type-B」が採用されています。

Logicool(ロジクール)のG PRO X SUPERLIGHTの接続端子がmicro USB Type-Bであることがわかる写真
[出典]ロジクール公式HP:前作の写真

2020年の発売なので致し方ないとはいえ、この点はユーザーからもかなり不評。

一方で、2023年に発売されたG PRO X Superlight2は当然接続端子はUSB Type-Cが採用されています。

利便性も、新作2の方が確実に上がっています。

ちなみに、Type-Bのいちいち向きを合わせて差さなきゃなところが嫌な人にはこちらがかなりおすすめ!

我が家も愛用しています。

バッテリー寿命が新作2の方が長い

G PRO X Superlightも新作2も、どちらもワイヤレス接続対応のゲーミングマウスです。

そして、バッテリーに内蔵リチウムイオン電池を採用しているのも同じです。

ただ、後継機である新作2の方が、バッテリー持ちがよくなっています。

G PRO X Superlightも連続70時間と十分電池は持ちますが、新作2ではさらに長く連続90時間使えます。

こまめな充電が、より一層いらなくなっているのは嬉しいですね。

赤があるのは前作だけ

G PRO X Superlightと新作2では、カラーラインナップが違います。

  • G PRO X Superlight:ブラック・ホワイト・ピンク・レッド
  • G PRO X Superlight2:ブラック・ホワイト・ピンク

赤いマウスが良い人は、G PRO X Superlightで決まりです!

ただ、今後G PRO X Superlight2からも、レッドマウスが発売される可能性は十分あります。

新作2の方が値段が高い

2020年に発売された前作G PRO X Superlightより、2023年に発売された新作2の方が価格が高くなっています。

2024年現在のロジクール公式サイトでの販売価格は以下でした。

  • G PRO X Superlight:税込み22,220円
  • G PRO X Superlight2:税込み26,950円

前作と新作の間には5,000円弱の価格差があり、新作の方が約2割高くなっています。

なお、最近は円安のあおりを受けてどちらも値上がり傾向にあるので、買うなら早い方が良いかもしれません。

2024年1月中旬だと、G PRO X Superlightは税込み18,810円で購入できました。

▼ 大手ECサイトを利用すると、前作はさらに安く買いやすくなっています。

G PRO X Superlightと新作2の共通点

G PRO X Superlight新作2は、細かい違いがあるものの、基本よく似ています。

たとえば、以下4つの仕様は共通した特徴です。

  • 無線接続はLIGHTSPEEDワイヤレス
  • サイズ・形は全く一緒
  • ボタン数は5個
  • G HUB対応

etc…

以下で、G PRO X Superlightと新作2の共通した特徴4つの詳細を紹介しています。

無線接続はLIGHTSPEEDワイヤレス

LIGHTSPEEDワイヤレスのロゴ
[出典]Logicool(ロジクール)公式HP

無線接続方式には、どちらもロジクールオリジナルの「LIGHTSPEEDワイヤレス」を採用しています。

ロジクールの人気ワイヤレスキーボードG913やG PRO Xなどにも採用されている、遅延が気にならないことで有名な接続方式です。

ただ、G PRO X Superlight2は、前作より対応可能な最大レポートレートが上がっています。

特に詳細の記載はないものの、新作の方がややグレードが上がっている可能性はあります。

形・サイズは全く一緒

Logicool G(ロジクール ジー)のPRO X SUPERLIGHT(左)とPRO X SUPERLIGHT(右)の比較写真
[出典]ロジクール公式HP:(左)前・(右)新作

G PRO X Superlightも新作2も、ツルンとしたクセのない同じフォルムをしています。

幅63.5mm×奥行40mm×高さ125mmというサイズ感も、1mmも変更されていません。

くびれも少なく左右対称で、良くも悪くも手にフィットする感覚が高いマウスではありません。

ただその分、使い手を選ばない万人受けする持ち心地も、G PRO X Superlightシリーズの魅力です。

また、G PRO X Superlightに慣れ親しんできた人が新作2に買い替えても、違和感を覚えることはまずありません。

ボタン数は5個

G PRO X Superlightも新作2も、ボタンの数は5個です。

左右2つ(①・②)と真ん中にスクロールホイール(③)、さらに左側にサイドボタンが2つ(④・⑤)付いています。

Logicool G(ロジクール ジー)のPRO X SUPERLIGHTシリーズのボタンの数がわかる写真
[出典]ロジクール公式HP

ボタンの数が多いタイプのゲーミングマウスではありません。

ちなみに、サイドボタンを左右入れ替えられるのは、G PRO X Superlightの前作にあたるG PRO Wirelessだけです。

G PRO X Superlightの63gより少し重めで80gあるものの、そのほかのスペックはほぼ変わりません。

しかも、在庫処分に差し掛かっているためか、値段がかなり安くなっています。

右側サイドボタンが良い人には、G PROがおすすめです。

G HUB対応

Logicool G HUBを使うとG PRO X SUPERLIGHTシリーズのマウスが色々カスタマイズできることがわかるスクリーンショット
[出典]Logicool G HUB

専用アプリ「Logicool G HUB」でさまざまなカスタマイズをできるのは、G PRO X Superlightも新作2も同じです。

DPIやレポートレートの調整、そのほか各ボタンに割り当てる操作をカスタマイズすることも可能です。

ただ、全体的に新作2のほうが、より細やかなカスタマイズをしやすくなっています。

なお、デバイス自体に設定を記憶させられる便利なオンボードメモリ機能には、どちらも対応しています。

そのほかの共通点

そのほかにも、下記のような共通点があります。

  • マウスソールにはゼロ添加物PTFEを使用
  • 最大加速40G
  • 2年間無償保証

etc…

マウスの滑りを大きく左右するマウスソールには、ゼロ添加物のPTFEをどちらも採用しています。

スムーズな滑りが長く続くと評判です。

また、マウスを動かしたときに正しく認識できる加速度を表す最大加速は、どちらも40Gで同じです。

なお、人間の動きに対して必要な加速度は30Gでも十分と言われているので、どちらも十分なスペックを備えています。

さらに、どちらのマウスにも2年間無償保証が付いています。

G PRO X Superlightと新作2どっちがおすすめ?

基本、G PRO X Superlightより、後継機であるG PRO X Superlight2の方がハイスペックなものの、その分値段が高いです。

つまり、選ぶ際のポイントは、価格差に機能差の価値を見出せるかどうかにあります。

以下で、G PRO X Superlightと新作2をそれぞれお勧めする人の特徴をまとめました。

G PRO X Superlightがおすすめの人

  • 軽いワイヤレスマウスが良い人
  • プロ仕様のワイヤレスマウスを使ってみたい人
  • 赤いマウスが良い人

プロ仕様の軽いワイヤレスマウスを使ってみたい人に、G PRO X Superlightはぴったりです。

また、赤いマウスがあるのは、前作であるG PRO X Superlightだけです。

G PRO X Superlight2がおすすめの人

  • マウスの細かい設定にこだわりがある人
  • LODを調整したい人
  • 最新のゲーミングマウスを使いたい人

細かいカスタマイズがしたい人には、G PRO X Superlight2が向きます。

マウスが反応しなくなる距離リフトオブディスタンス(LOD)を調整できるのも、新作2だけです。

また、デバイスの性能差を理由にゲームに負けたくない人にも、G PRO X Superlight2がおすすめです。

G PRO X Superlightと新作2の違いまとめ

G PRO X Superlightは、新作2の方がセンサーやスイッチ、バッテリーなどの仕様が高性能になっています。

ただ、その分価格が高い一方、前作と大きさや形は全く同じで、重さもほぼ変わっていません。

また、前作であるG PRO X Superlightでも、十分高性能なワイヤレスゲーミングマウスと言えます。

価格差に、性能差以上の魅力を見出せるかで選ぶのがおすすめです。

ちなみに我が家はG PRO X Superlightで十分ということで、新作の購入は現状見送っている状態です。

愛用しているLogicool G(ロジクール ジー)PRO X SUPERLIGHTの写真

今後の新作2の値段の動向にもよりますが、へたったらG PRO X Superlightをまた買うか、ほかのゲーミングマウスを買おうと今は考えています。

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