鎌倉には美味しいものがたくさんありますが、定番土産と言えばやはりこれ!
「鳩サブレー」は、外せません!
素朴だけど間違いなく美味しいその味は、多くの人の心を捉え続けています。
ただ、そんな鳩サブレーには、大きさや味が変わったという噂があるのをご存知ですか。
そこでここでは、製造元である豊島屋に噂の真相を徹底調査した結果を紹介しています。
鳩サブレーとは?
明治27年、1894年に和菓子屋として創業した「豊島屋(としまや)」。
看板商品として愛されている「鳩サブレー」が誕生したのはその3年後、1897年のことでした。
初代店主久保田久次郎氏が、外国人のお客さんにもらった焼菓子の美味しさに感動したことが鳩サブレー誕生のきっかけでした。
人真似が嫌いだった初代は自ら試行錯誤を繰り返し、当時ハイカラだったバターを贅沢に使った鳩サブレーを開発。
ただ、バターが庶民に親しまれていなかったこともあり、発売当初の鳩サブレーはほとんど売れませなかったそうです。
それでも確固たる信念を貫いた結果、発売から10年以上を経て徐々に人々の口に入るようになり、現在に至ります。
鎌倉を代表する定番土産「鳩サブレー」に、そんな経緯があったとはすごく意外ですね。
▽ 鎌倉市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。
大きさ変わった?
鳩サブレーについて調べてみると、「大きさ 変わった」という気になる関連ワードが出てきます。
実際に、SNSを調べてみると、「小さくなった?」と疑問を抱いている人を多数発見。
鳩サブレー、またひとまわり小さくなったような気がするなぁ。 pic.twitter.com/uk7lXQNgUD
— レンブラントちゃん (@rembrantchan) October 20, 2022
一方で、「小さくなった」と断定的な投稿をしている人も結構います。
(‘﹏*๑)ウッ…
鳩サブレーが小さくなったぁ。コロナ禍で県外に遊びに
行く事も自粛。
久しぶりに東京へ🚄鎌倉にある鳩サブレー。
いつの間にか、鳩サブレーが
ワンサイズ小さく。
(ó﹏ò。)美味しさは変わる事もなく
美味しかった。#鳩サブレー pic.twitter.com/zZRHIq8tdk— 🌲🧀mimo🌲Cheese🧀🌲 (@OYe4RRunmOixhA7) October 3, 2022
ただ、鳩サブレーの製造元である豊島屋が、サイズ変更を公表したことはありません。
そうなると、単なる思い込みの可能性も否めないかも?
気になって、豊島屋に問い合わせてみました。
(こんなくだらない質問に、迅速かつ丁寧に答えてくださった豊島屋さん、ありがとうございました!)
噂の真相
結論から言うと、鳩サブレーは販売を開始した1897年から2023年現在に至るまで、一度も大きさを変更していません。
豊島屋の方から正式に回答をいただいたので、間違いありません。
最近食べた子を計測したところ、横幅最長約12.5cm・高さ最大約9cm・厚さ約7mm・重さは32gありました。
多少個体差はあるとは思われますが、鳩サブレーのサイズ感を表すこの数字は、一度として変わったことがありません。
にも関わらず、このような噂がまことしやかに広まっているのはなんだか気の毒に思えたり。
原材料などの高騰を受け、多くのお菓子が小型化しています。
そのイメージから、勝手にそう思い込まれ、嘘の噂が生まれたようです。
あるいは、小さい頃食べていた人が大人になってから久々に食べ、自分が大きく成長したがゆえにそう感じたのかもしれません。
いずれにしても、小さくなったというのは勘違いです!!
値上げは実施
鳩サブレーの大きさは、誕生以来同じ大きさが守られています。
ただ、大きさがキープされている代わりに、値段はジリジリ上がっています。
一番最近の値上げは、価格改定と包装紙の変更が実施された2021年10月。
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[出典]豊島屋公式Instagram
値上げラッシュが続く中、2021年以降値段が変わっていないのはもはや意外。
この際には、10枚入り税込み1,080円だったのが、8枚入り税込み972円などに価格が変更されました。
枚数が違うためわかりにくいですが、1枚税込み108円だったのが、税込み121.5円、12.5%の値上がりです。
2023年現在もこの価格はキープされているものの、この先も値上がる方向にしか進まない気がするのが悲しかったり。
でも、このご時世にこんなちょっとの値上げだけで大きさをしっかりキープしているのは、素直にすごいです!
味が変わった可能性はある
大きさ据え置きの鳩サブレーは、値上げすることで世の原材料高騰に対応しています。
ただ、ハトサブレーにはもうひとつ気になる関連ワード「味が変わった」というものがあります。
鳩サブレー、味変わった…?というよりバター変わった…?なんか、違う。。 pic.twitter.com/FwTEuL54ln
— さゆ (@sayu_lb_74) January 17, 2022
そして、結論から言うと、味については変わった可能性があります。
鳩サブレーの初代が生み出したワリ、いわゆる材料の配合比は誕生以来一度も変わっていません。
原材料「小麦粉(国内製造)、砂糖(国内製造)、バター(国内製造)、鶏卵(国産)/膨張剤」の美しさも鳩サブレーの魅力です。
一方で、問い合わせに対する回答には、使う原材料は随時変更することがあるとありました。
より美味しくするべく、現行品より品質が良い材料を見つけた場合に限り、安全性・風味を確認の上変更しているとのことでした。
シンプルだからこそ、ちょっとした違いが分かる人には分かるかも?
人によってはその細かな違いに気づき、良くも悪くも味が変わったと感じることがあるようです。
まとめ
1897年に誕生した鎌倉の定番土産豊島屋の鳩サブレーには、サイズが小さくなったという噂があります。
ただ、調べてみると噂は事実ではなく、鳩サブレーは誕生以来一度もサイズ変更していません。
サイズ変更をしていない代わりに、鳩サブレーの価格は近年値上がり傾向にあります。
また、レシピは変わっていないものの、使う材料は良いものが見つかり次第随時変更することで、より美味しさを追求。
そのため、味については基本良い方向ではあるはずですが、変化を感じる可能性があることがわかりました。
》鎌倉には美味しいものが一杯!どれもおすすめです。
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