今日は、川崎の老舗「堂本製菓」を代表する米菓「大師巻」を紹介します。

幻のお菓子と名高い堂本製菓の大師巻は、とっても美味しい米菓です。
その貴重性と裏腹、お値段もお手頃です。そして実は、店頭予約や通販もできます。


目次
1.  堂本製菓とは?
2.  食べた商品
3.  商品詳細
4.  感想
 4-1. 醤油
 4-2. 
5.  買える場所
6.  まとめ

 堂本製菓とは?

堂本製菓のロゴ
[出典]堂本製菓公式HP

堂本製菓株式会社の歴史は、明治42年、1909年にまでさかのぼれます。

初代堂本六左衛門氏が米菓製造販売業を創業し、2代目が1929年に本拠地を現在と同じ神奈川県川崎市に移転。

その後1951年に、3代目により現在と同じ堂本製菓株式会社に社名を変更しています。

社名こそ変わったものの、2009年には米菓を作り続けて100周年を迎えた老舗中に老舗です。

そんな堂本製菓は、川崎の街に根付いたさまざまな取り組みに積極的なのも特徴です。

中でも、サッカーチーム川崎フロンターレやバスケットボールチーム川崎ブレイブサンダースの応援に力を入れています。

地元での試合の際には自社の商品をブースで販売するなど、地元愛にあふれています。

米菓好きはもちろん、スポーツ好きも要チェックの企業です。


 食べた商品

大師巻の写真
今回食べたのは、堂本製菓の名物とも言える「大師巻」です。

異様なほどの人気を誇る、一部では「幻のお菓子」と呼ばれているほど入手難易度の高い米菓子です。

読みは「だいしまき」で、「川崎大師(かわさきだいし)」にちなんで名付けられており、川崎銘菓推奨品にも選ばれています。

我が家では、調べるまで思いっきり「たいしまき」連呼していましたが間違いです。

そんな大師巻は醤油と塩の2種類があり、いずれもサックリと揚げた煎餅が大きな海苔で贅沢に手巻きされています。

この海苔は黒い袈裟をイメージしており、袈裟をまとった大師様を模した菓子となっています。

そしてこの大人気の大師巻は、職人がひとつひとつ丁寧に手作りしているから量産できないそうです。

ちなみに、お店の人もなぜここまで人気なのかはわからないんだとか。

人気だからといって量産することなく手作りの味を守り続けているからこそ、自然とその味は人の心を惹きつけるのかもしれません。


ちなみに今回は、3本入りの大師巻が醤油・塩各2袋、合計4袋が巾着袋に入った税込み791円の贈答用のものを購入しました。
巾着タイプの大師巻の写真
巾着タイプの大師巻の中の写真
3本入り税込み171円を4袋購入した場合と比べて巾着代と思われる107円分高くなっています。

また、自宅で楽しむ場合、15本入りの810円を買うとさらにお得です。
単品売りの大師巻のラインナップがわかる写真
なお、2022年1月に3本入り税込み138円が171円に、15本入り税込み610円が810円など、値上がりされています。

ただ、値上がり後の価格でも、十分リーズナブルなお菓子とまだまだ言える、庶民の味方です。


 商品詳細

 商品名 
 巾着大師巻4袋入

 値段
 税込み791円

 原材料名
 <醤油>うるち米(国産)、海苔(国産)、醤油(原材料の一部に大豆,小麦使用)、食用植物油脂(なたね油)、水飴、砂糖/調味料(アミノ酸等)
 <塩>うるち米(国産)、海苔(国産)、食用植物油脂(なたね油)、食塩、水飴/調味料(アミノ酸等)

 栄養成分表示
 <醤油(1袋(13.2g)当たり> 熱量70.4kcal・たんぱく質1.0g・脂質4.3g・炭水化物7.2g・食塩相当量0.3g
 <塩(1袋(10.7g)当たり)> 熱量61.1kcal・たんぱく質0.9g・脂質4.1g・炭水化物5.2g・食塩相当量0.1g

 内容量
 3本×4袋(醤油×2袋・塩×2袋)

 賞味期限
 購入品は、購入日の約3ヶ月後

 製造者
 堂本製菓株式会社


 感想

大師巻を袋から出した写真
袋から取り出すと、長さ約5.5cm、幅・高さとも2cm程の揚げ煎餅が、長さ8.5cm強くらいの大きな海苔で包まれています。

写真左が塩で、右が醤油、ぱっと見塩のほうがほんの少し大きく見えますが、重さは醤油4~5gほどに対して塩は1gほど軽かったです。ただ、さして差はありません。

また、どちらもパリパリの海苔と揚げ煎餅の軽い口当たりが印象的なのは共通です。

そして、それぞれに味は違いますが甘さとジョッパさのバランスがとにかく絶妙!

確かにとっても美味しいです。

その辺のスーパーやコンビニで買えるお菓子とはレベルが違います。

ただ、あまりの人気の高さにハードルを上げすぎてしまった印象は否めないかも。

間違いなく誰もが美味しいと感じる完成度の高さはあるものの、突出する何かを感じることはありませんでした。

でも、食べる人の年齢性別問わない美味しさ、さらにはこの貴重性の高さは誰かにあげたくなるな、と。

常温で日持ちもするので自分へのご褒美とともに、ちょっとした手土産にぴったりだと思いました。

以下は、それぞれの味の感想です。


 醤油

大師巻醤油味を後ろから見た写真
大師巻醤油味を前から見た写真
大師巻醤油味の断面写真
開ける際に端っこの海苔が破れてしまいました。

結構簡単に破れるようなので、開封時にはご注意ください。

味はと言うと、甘じょっぱさがクセになる美味しさです。特に後味が良かったです。

貴重品とわかっていてもつい次から次へと手が伸び、あっという間に食べてしまいます。

個人的には煎餅部分の甘じょっぱさが特に好みで、ここだけ食べたいと思ってしまったり。

実は直営店では「中”味”」として、海苔に巻けない形状になった煎餅部分だけを集めて単体で販売しているそうです。

次回はそちらを食べてみたいです。


 塩

大師巻塩味を後ろから見た写真
大師巻塩味を前から見た写真
大師巻塩味の断面写真
見た目は結構色白です。でも、味は思った以上にしっかりしょっぱいです。

なので、醤油以上にこっちは海苔の存在を必須に感じました。

甘さより塩みと香ばしさの印象が強く、食感はそっくりですが、醤油とはまた違った美味しさがあります。

個人的には、お茶と合わせるなら醤油味が、お酒と合わせるなら塩味がおすすめです。


 買える場所

大師巻は以下スポットで買えます。
  • 直営店:堂本 元木本店
  • 直営店:堂本 アトレ川崎店
  • 公式オンラインショップ
  • 箱根ベーカリー 川崎アゼリア店
  • 藤子・F・不二雄ミュージアム ギフトコーナー
  • 川崎フロンパーク
etc・・・


 直営店は予約可能

直営店である元木本店とアトレ川崎店であれば、大師巻を事前予約可能です。

なら簡単に手に入ると思いきや、そう甘くありません。

電話か店頭でお願いすれば良いものの、予約できる日付けは基本1年以上先です。

2024年度分の予約はアトレ店は2023年1月2日、元木本店は2023年1月4日に開始しましたが、1月12日には受付終了しています。

一方で、事前予約なしでも購入できますが、その場合、営業開始の2時間ほど前、遅くとも1時間前には足を運び整理券の配布を待つ必要があります。

また、大人気の大師巻ゆえ、購入には個数制限が設けられています。

予約・来店前にはこちらで詳細を確認しておきましょう。

▽ 店頭での購入体験談詳細はこちらから。


 1年以上先であれば通販も可能

公式サイトに通信販売もありますが、これまた注文できるのは1年後以上先の日程です。

2024年度お届け分の受け付けは、インターネットを利用する場合2023年1月11日10時に開始しました。

電話でも可能で、すでに注文したことがある人は先行する形で2023年1月6日から電話で予約できました。

ただ、そちらの受付はなんと、2023年1月12日に終了した旨がアナウンスされました。

次通販できるチャンスは、2024年1月初旬受付開始、2025年度お届け分になる予想です。


 大手ECサイトは転売の可能性大

Amazonであれば気軽に買えますが、これは転売である可能性が高いです。

値段が不当に高くなっている上に、堂本製菓は販売時に転売禁止の旨を明確に示しています。
堂本製菓の転売を禁止するお知らせの写真
こちらからの購入はおすすめできません。

驚きの価格を見るだけに留めておきましょう。

▽ なかなかに強気な値段設定です。


 おすすめは箱根ベーカリー

箱根ベーカリーのロゴ
[出典]川崎アゼリア公式HP

直営店で購入する場合、1時間以上行列に並ぶか1年以上前の予約が必要です。

また、通信販売での購入も難易度高めです。

一方で、川崎駅にある箱根ベーカリーや催事販売であればそのようなことはありません。

たとえば、箱根ベーカリーであれば5分待ちで買えました。

指定された時間の来店が必要で、醤油・塩各2袋が巾着袋に入った贈答用のみの取り扱いな点には注意が必要ですが、結構ラクに買えます。

公式HPにも記載がなく、このルートの買い方はまだあまり知られていないようです。

▽ 箱根ベーカリーでの購入方法詳細はこちらから。


 まとめ

個人的評価:★★★☆☆

堂本製菓の「大師巻」は、入手難易度劇高の、幻と呼ぶにふさわしい川崎が誇る絶品米菓です。

一方で、1年以上先にはなるものの、通販や店頭予約すれば確実に手に入ります。

また、箱根ベーカリーや催事販売を狙えば、結構簡単に手に入ります。

ぜひ川崎に来た際には、この美味しさを味わってみてください。

▽ 川崎のこちらのスポットもおすすめです。

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