Logicool(ロジクール)が手掛けるハイエンドゲーミングキーボード「G913」。
このG913の購入にあたって多くの人が迷うのが、「リニア」と「タクタイル」どちらにするか問題です。
我が家もそうでした!
そこでここでは、迷った挙句両方買った我が家だからこそ言える、「リニア」と「タクタイル」の選び方のポイントを徹底紹介します。
▼ G913 リニアはこちらから。
▼ G913 タクタイルはこちらから。
目次
》G813とG913の詳細な仕様の違いはこちらで紹介しています。
G913にはキースイッチが3種類ある
G913を購入するとなると、キースイッチを「リニア」と「タクタイル」どちらにするか迷うのがお約束です。
ただ、G913には実はもう1種類のキースイッチ「クリッキー」があり、全3種類から好みのものを選べます。
- リニア
- タクタイル
- クリッキー
このうち、即決or即外すことができるのが「クリッキー」です。
クリッキーの特徴
クリッキーには音を出すためのパーツが入っていて、押したときに大きなカチカチとした音がするのが特徴です。
Logicool(ロジクール)公式HPのこちらのページで、打鍵音を聞くこともできます。
G913に搭載されているのは「薄型GLスイッチ」なので、そちらを聞いてみてくださいね。
一方で、このページの印象以上にクリッキーは圧倒的な打鍵音を誇る点には注意が必要です。
どんなに好みでも、周囲に人がいる環境でクリッキーを使うのはちょっと迷惑と言われるレベルの打鍵音を誇ります。
それくらい音がしっかりしているので、静音性を重視する人は絶対に「クリッキー」を選ぶべきではありません。
逆に、打鍵音が大きく・打鍵感もしっかりしているクリッキーは、クセが強い分だけ好きな人はとことん好き!
これが好みと即決められと言われているので、「クリッキー」が良いと感じた人はこれ以上迷う必要はありません。
この時点で「クリッキー」はないと感じた人は、「リニア」か「タクタイル」のどちらが良いかを選ぶステップに進みましょう。
G913:リニアとタクタイルの違い
G913のリニアとタクタイルは、「荷重」・「打鍵音」に違いがあります。
以下で、G913のリニアとタクタイルの荷重と打鍵音の違いをまとめました。
荷重
G913のリニアとタクタイルは、押したときに感じる荷重に大きな違いがあります。
以下は、リニアタイプのキーを押した距離と感じる荷重の関係性を示したグラフです。
リニアは名の通り、押せば押すほど線形的に反発が増加するのが特徴です。
1.5mmまで50gかけて押すと、そのキーが入力されます。
基本的に押せば押すほど力が必要になる線形の関係は、入力がオンとなる動作点前後で変わりません。
一方で、タクタイルは、もう少し複雑な挙動を示します。
押し始めるとタクタイルポイントでやや大きな反発があり、その後動作点まで緩やかに低下。
動作点を超えた後の挙動はリニアと大差はなく、ほぼ線形で押せば押すほど重くなります。
また、入力がオンになる1.5mm時点で必要な荷重が50gなのは、リニアもタクタイルも同じです。
ただ、その前にタクタイルは60gの荷重が必要です。
そのため、タクタイルの方がリニアよりキーを重く感じ、押したときの感覚がしっかりしています。
打鍵音
G913のリニアとタクタイルの静音性は、ほぼ同等と言われています。
そもそもG913は、メカニカル方式を採用しているキーボードです。
その構造上、メカニカルタイプのキーボードは打鍵音が大きくなりがちです。
ただ、G913はメカニカルキーボードとしては打鍵音がかなり小さめ。
これは、金属板の反響がなく、高音がカットされていることに由来しています。
メカニカルキーボードの静音性が気になる人でも、G913であれば大丈夫と感じるはずです。
一方で、G913の打鍵音の大きさは、キースイッチによって変わってきます。
圧倒的な大きな打鍵音を誇るのが、わざわざ音が鳴る部品が入っている「クリッキー」。
残る「リニア」と「タクタイル」の打鍵音の大きさは、ほぼ変わりません。
G913:リニアとタクタイルの打ち心地の違い
打鍵音はまだしも、荷重の変化を見せられても、イマイチ実際の打ち心地をイメージできない人も多いハズ。
そこで以下に、実際に使ってみて感じたそれぞれの打ち心地の特徴や違いをまとめました。
リニア
- 素直な押し心地でやや軽め
- 底付きのカチっと感がしっかり伝わってくる
- 音の大きさは同等、ただ短くキレが良いリニアの方がタクタイルより静かに感じる
キーを押すとスーっと下がりそのまま底に到達する素直さは、まさにリニアな打ち心地です。
タクタイルと比べると、しっかり軽さを感じます。
また、底付きの際に衝撃がしっかり指に伝わる、キレのある打鍵感も魅力です。
それゆえに、音の大きさは変わらないものの、タクタイルより使っていて少し静かな印象を受けました。
タクタイル
- 押した感がしっかりある
- 一般的なタクタイルに比べると軽やか
- 底打ちしないと早く打ちやすい
タクタイルポイントを超える必要があるので、リニアより押した感がしっかりあります。
ただ、一般的なタクタイルに比べるとポイントの主張は優しめで、途中で少し重くなるリニアのような打鍵感です。
また、底打ちしないと少ないストロークで済み、リニアより早く打ちやすかったです。
G913:リニアとタクタイルどっちが良い?
リニアとタクタイルのどっちが良いかは人によります。
基本的には優劣を付けられるものではなく、自分の好みのものを選べばOKです。
ただ、店頭などで少し触っただけではどちらが良いか決めかねてしまう人も多いハズ。
そこで以下では、G913のリニアとタクタイルの違いを踏まえて、それぞれをおすすめする人の特徴を紹介しています。
リニアをおすすめする人
- 軽い押し心地が好みな人
- しっかり底打ちしたい人
- 静音性を重視する人
- MMOやアクションゲーマー
軽い押し心地が好きで、しっかり底打ちしたい人にはリニアが合います。
また、音の大きさは変わらないものの、少しリニアの方が静か(と私は思いましたが大差ないという人もいるレベルの違い)です。
さらに、公式HPではリニアはMMOやアクションゲームに向いているとされています。
MMOやアクションゲームで頂点を目指したい人が悩んだら、リニアを選んでみるのも良いかもしれません。
タクタイルをおすすめする人
- 程よい押した感が欲しい人
- 定番一番人気に安心感を覚える人
- 白いキーボードが良い人
- FPSゲーマー
程よい押した感が欲しい人にはタクタイルがおすすめです。
ちなみに、Logicool(ロジクール)のキースイッチの定番一番人気は、「タクタイル」です。
そのせいか、G913にはホワイトカラーがあるものの、白のG913にはキースイッチがタクタイルのものしかありません。
リニアも(不人気と噂の)クリッキーもありません。
G913はキースイッチの入れ替えができないので、白がキーボードが良い人は自然とタクタイルを選ぶことになります。
ただ、個人的には見た目より打ち心地が自分に合うかを重視して選ぶのがおすすめです。
》新作「PRO X TKL」ならキースイッチ入れ替え可能です。白もあります!
また、公式HP上にタクタイルは、FPSプレイヤー向きと記載されています。
(日本語で「コンペ」・US版で「competitive」ゲームに向いているとの記載も実はありますが、対戦ゲーム全般のこと?真相は不明です。)
まとめ
G913にはキースイッチが「リニア」・「タクタイル」・「クリッキー」の3種類があります。
このうち、打鍵音も打鍵感も最も強いクリッキーは、個性が強く自分に合うか判断しやすいです。
一方で、多くの人が迷うのがリニアとクリッキーのどちらにするかです。
基本的に好みで選べば良いものの、軽い打ち心地が良い人にはリニアが、程よい打鍵感を求める人にはタクタイルが合います。
この記事が、G913・G913 TKL・G813購入時の参考になったら嬉しいです!
》G813とG913のどちらが良いか迷っている人はこちらを参考にしてみてください。
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