【悲報】お得過ぎる京都の「バス1日券」が来春消滅することが決定

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節約家の京都観光のお供といえばそう、「バス1日券」です。

ジリジリ値上がってはいたものの、未だ700円で京都市内のバスが乗り放題になる嬉しすぎるチケットです。

ただこれ、とうとう値上げではなく廃止が決定しました。

でも、京都市内をお得に移動できるチケットが消滅するわけではありません。


 

京都市のバス1日券とは?

京都市のバス1日券の写真
[出典]京都市交通局

京都市のバス1日券は、その名の通り、京都市内のバスが1日乗り放題になるチケットです。

均一運賃区間内であれば、市バス・京都バス・JRバス全てで使えます。

京都のバス1日券の有効区間がわかるスクリーンショット
[出典]京都市交通局

2013年には嵐山まで使えるようになり、京都市内の主要な観光地をほぼ網羅した利便性は、京都観光のお供にぴったり!

京都市民はもちろん、京都旅行の際にお世話になったことがある人は多いのではないでしょうか。

そんなバス1日券の販売価格はもともと500円でしたが、2018年に600円に値上げ。

この値上げは、押し寄せる観光客の利用が増加しすぎて、市民がバスを気軽に利用できない状況を打破することが目的でした。

これにより、地下鉄への利用分散を図るという意図があったそうですが、600円でも十分破格です。

1回の運賃が230円なので、3回乗っただけで得できちゃいました。

また、コロナ禍の影響で経営が一気に悪化したことを受けて、2021年以降は700円に値上げされています。

ただ、やっぱり4回乗れば元が取れるので、破格すぎるありがたい存在であることは変わりませんでした。

でもこれ、とうとうなくなってしまうことが決定しました。

廃止はいつ?


京都市内の移動に便利だったバス1日券の販売は、2023年9月末に終了します。

そして、2024年3月末には完全廃止する方針が発表されました。

販売終了と利用終了に、結構期間が設けられているのが特徴です。

なくなる理由は?


バス1日券の廃止の最大の目的は、観光客がバスに集中しすぎるのを防ぐこと

これにより、経営が厳しい地下鉄の利用を促し、地下鉄事業の約3億円の増収を見込んでいるそうです。

一方で、1日券をなくして利用者が減ったとしても、バス事業も1000万円の増収が期待できるんだとか。

この内訳を聞いたら、廃止の方針に納得するしかありません。

確かに、桜や紅葉の時期の京都の主要観光地周辺は、何台待ってもバスに乗れないことが多いのでそれが解決するなら嬉しいかも?

ただ、京都市民は昔から、桜や紅葉の時期はもはや自家用車を含めて移動はできるだけしないと言っている人が多かったです。

その市民の不満に応えてくれる廃止かどうかは、ちょっと疑問が残ります。

代わりに使えるのは?

バス1日券は2024年3月末を目安に消滅しますが、京都市内をお得に移動できるチケットがなくなるわけではありません。

1,100円の「地下鉄・バス1日券」を使えば、京都市内のバスと地下鉄をほぼ自由に1日乗り降りできるようになります。
京都市の地下鉄・バス1日券の写真
[出典]京都市交通局

こちらは、バス1日券廃止後も販売継続予定です。

使える範囲は地下鉄・市バス全線と、京都バス・京阪バス・西日本JRバスの一部を除く路線です。

ちょっと使える範囲が複雑ですが、詳細はこちらから確認いただけます。

個人的にはバスだけだったとしても、1,100円で1日乗り放題なら十分お得に感じます。

一方で、地下鉄で移動できる範囲はバスに対して圧倒的に狭い!

京都市営地下鉄路線図
[出典]Wikipedia

そして、地下鉄がある烏丸線方向に走っているバスは極端に少なく、バスユーザーが地下鉄に移行するとは思えなかったり。

そうなると、狙い通りバスを使う観光客の数はちゃんと減るんでしょうか。

まとめ

京都市をお得に移動できる「バス1日券」が、2023年9月末に終売し、2024年3月末に完全廃止されることが決定しました。

これは、過密するバスユーザーの地下鉄利用を促すことを目的としています。

ただ、1,100円で買える「地下鉄・バス1日券」はなくなりません。

バス1日券がなくなっても、1,100円で京都市内のバスと地下鉄をほぼ自由に1日乗り降りできます。

また、少なくとも2023年9月までに「バス1日券」を買っておけば、2024年春まではさらに得できます。

京都市内を来春までにバスで移動or観光する予定がある人は、買いだめしておくのもありかも?!

 

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